2018年9月  September 2018

9月 8日 土曜日

 白露とはいえまだ秋の清々しい気分は感じられない。気温は確かに下がったが、雨交じりの曇天で湿度が高く、爽やかさとは程遠い。通常出勤で、午前中は三十分の頭脳労働と、三時間の身体活動と、終わってすぐに退勤した。どちらも声が重要である。意味こそが大事なのではないかと先日指摘いただいたが、その意味を乗せる声の重要性というのもまた見落としてはならない。自分が言いたかったのはそのいわば基本を見直すということだった。和蘭陀で気づいた「常識」が、ここでは全く通らない。

9月 7日 金曜日

 様々な問題がにわかに浮上して整理がつかなくなった。時間のことを考えて忌々しい気持ちが頭をもたげてきた。金曜の午後にはさて何時に帰れるかなどと考えていた矢先だった。結局そんなに早く帰れるわけはなく、多方面と連絡調整しながら、仕事を片付けなければならなくなった。あのような中途半端な姿勢こそがこの混乱を招いたのかもしれないと反省してみる。

9月 6日 木曜日

 早朝北海道で強い地震があった。こちらも長くて振り幅の大きな揺れを感じて目を覚まし、そのまま眠れなくなった。これまででもっとも大きな地震だったとラジオで言っている。台風といい、地震といい、これまでとは違う規模で襲ってくる。備えあれば憂いなしというけれど、どんな備えをすれば憂いが消えるというのだろう。

 午後から出張で帰宅が早かった。それで帰り道に電気屋に寄った。壊れたままだった実家の部屋のエアコンを入れ替えようと思った。今年の夏には間に合わなかったが、この時期だと工事も早くできるようだ。気がかりだったことを一つ片付けた。これも備えの一つだろうか。停電になったら使えないけれど。

9月 5日 水曜日

 五分と自由になる時間が取れなかった。頭の中で考えることはそれほど複雑ではなかった。しかし実行に移すには時間が必要だった。時間は作り出すものというけれど、それは必要なことについての話だ。今日の予定の中で、あらゆる仕事に優先順位をつけると、時間を割かなければならないとは到底思えないほどどうでもいいことが一つあった。だからそれはしなかった。何が悪いことがあるだろう。全部全部杓子定規にやらなければならないという考えを、多くの方々が持っているようで居心地が悪い。

9月 4日 火曜日

 台風の影響で、この夜に開かれる予定だった会合が一週間延期になった。本当なら済ませてしまいたかったものだが、状況が許さず、延期という選択肢しか残されないような雰囲気になった。驚いたことに、一旦先延ばしにするとなぜだか安心感が広がるらしい。笑顔とか冗談とかが上のあたりで飛び交っているのを聞く。大局観の無さというか、物事を考えるスパンの短さに首をひねる。本格的に荒れだしたのは夜半過ぎからで、それまでは通常の夜の活動も問題なく実施できた。そのため動いて汗をかき、帰宅も遅くなったけれども、かれらの安穏とした雰囲気から距離を置いていられることは幸せだと思う。

 帰宅する頃には風が強まり、時折雨も混じり始めた。風呂に入っていると停電になり、途端にシャワーのお湯が冷たくなった。ほとんど上がりかけで影響はなかったが、その後はろうそくの火の元で食事することになった。電気が使えなかったのはせいぜい三十分程度だったから、それほど困ったわけではないが、復旧した時には電気のありがたさを強く感じた。

9月 3日 月曜日

 通常業務でほとんどが埋められて、その合間に会議が三つ詰め込まれていた。ここで活用すべきは出勤後の時間、十分の休憩時間、昼休み。それら細切れの時間をつなぎ合わせると、一時間かかる仕事も済ませることができる。しかし、休憩の時間は返上しなければならないので疲れる。これではたまったものではないと感じる。どこに行ってもそうだとしても、ここで漫然と続ける理由など一つもないのではないか。帰宅予定が大幅に遅れて、やろうと思っていたことは一つもできなかった。

9月 2日 日曜日

 朝から文書を作っていた。昨夜のうちに一本仕上げていたので、もう一本は午前中で終わる見通しだった。調子よく進み、正午前に終わり、印刷をかけて保存をしたつもりだった。しかし、パソコンのどこにも文書が見当たらない。しかも、プリンターから出てきたのは裏表一枚の文書のうち、表側だけだった。保存したつもりが保存していなかったのだ。昼は平泉の蕎麦屋に出かけて小休止。帰宅後また初めから文書を打ち直した。表はそのまま打ち直すだけで済んだが、裏面はまた記憶を辿りながらやり直さなければならなかった。たまにこういうことがある。慎重さに欠けるところがあるのだ。

9月 1日 土曜日

 朝にはいつも通りに起きていつも通りに職場に向かった。午前中いっぱい仕事をして、終わった後はさっさと職場を後にした。途中でどこにも寄らず、昼は自宅で蕎麦を茹でて食べた。午後には少しうとうとしたが、夕方から仕事に取りかかった。今週末は文書を二本作らなければならなかった。三、四年前に作ったものを参照したら、予想以上に早くまとめることができた。