2004年9月

■七回忌 jueves,30,septiembre,2004
 イチロー選手はきょうもヒットを1本打って、シスラーのもつ年間最多安打記録の257本に王手をかけました。きょうヤンキースは地区優勝がかかったゲームですが、9回表まで4対4の同点で、これから9回裏ヤンキースの攻撃です。松井秀喜選手の活躍も素晴らしいですね。
 9回1アウトで松井は渋く四球を選んで、次のバーニー・ウィリアムスのホームランでサヨナラ勝ちしました。喜びの表情を見られるかと思ったら、ほぼゲームセットとともにテレビ中継が終了してしまいました。残念。で、チャンネルをかえたらカージナルス。田口選手が出ているではありませんか。地区優勝一番乗りのセントルイス。田口選手が果たした役割は、周囲が思う何十倍も大きいだろうと感じます。毎日の日記を見ていると、絶対にそう確信します。
 メジャーリーグで活躍する日本人選手。この人たちの存在がどれだけ自分の励みになっていることか。
 きょうは午後から休みを取ろうと思ったのですが、いろいろやっているうちに4時近くになってしまいました。それでも少し早く家に帰ることができました。とはいっても、特別何をするというわけでもなく、野球を観ながら秋の夜が更けていきます。
 思えばイチロー選手を追いかけてシアトルに行ったのがおととしの夏のこと。そのときにカナダまで足をのばし、ビクトリアとバンクーバーを回って来たのが、カナダとの出会いでした。その直前あたり、ちょうどNHKの朝のニュースでカナダ中継があって、ほーこういうところもあるのかと感動したのです。アメリカとカナダに行こうと思った理由は、マリナーズ観戦のためもありますが、北米への派遣はまずないだろうと思っていたからです。それがよりによって翌年カナダに派遣されるとは。本当に不思議な巡り合わせです。
 1998年に初めてパスポートを取得したとき、一つの目標を立てました。今後の10年で30か国を旅するということです。これはかなり無謀な目標ではありますが、1999年に初めて海外に出てから今まで、チャンスを見つけてはせっせと出かけ、数えてみると現時点では18の国と地域に足を踏み入れています。
 これも今までお世話になったたくさんの人たちのお陰ですが、中でも自分の父親の力が大きいのではないかと思っています。私は父が生きている頃には外国に行くことなど一度も考えたことがありませんでした。それが、亡くなってから急に外国への憧れがどんどん膨らんできたのです。とにかく出なきゃという思いで、百か日を終えてすぐ香港に行きました。
 父は一度も外国を旅行したことはありませんでした。それでもきっと、自分の知らない世界に関心がなかったわけではなく、未知のものに対する強い思いはずっと抱いていたのではないか。ですから、そんな父の思いが自分に乗り移って、今こんなふうになっている気がするのです。
 その父が亡くなってからきょうで丸6年です。この日にはいろいろと考えてしまいます。

■チーム名は町の名前で miercoles,29,septiembre,2004
 いまイチロー選手が255本目のヒットを打ちました。イチロー選手自身の記録がクローズアップされているのはもちろんですが、こちらのメディアが大きく取り上げているのは、カメラを構えた日本の報道陣の姿です。日本語の横断幕を掲げている日本人のファンの姿は見ていてへんな感じはしませんが、あのカメラマンたちが無表情に対象だけを追う姿はなんだかこっけいに見えてきます。それにしても、イチロー選手がいるおかげでシアトルの町が受ける恩恵は多大なものではないかと思います。西海岸ですから、日本からの観光客も相当に増えているはずです。「今年はがっかりさせたけど、来年は見ててくれ」みたいなコマーシャルが放送されていました。シアトルはアメリカンリーグの西地区では最下位。首位のアナハイムとは28ゲームの差がついています。この差はどうしようもないですね。ちなみに、わがトロントはアメリカンリーグ東地区の最下位。首位のニューヨークとは31.5ゲーム差です。
 ところで、モントリオール・エクスポズは来季から本拠地をワシントンに移すことが決まりました。きのうは地元で最後のゲームが行われたそうです。MLBの球団としてはブルージェイズがカナダで唯一の球団になってしまいます。モントリオールというフランス語圏、野球にあまりなじみのない土地で果たした役割は大きかった、かどうかはわかりませんが、今まであったものがなくなってしまうというのは寂しいものです。
 いくら弱くても、いくら観客が少なくても、町の名前を冠したプロのスポーツチームがあるのはそれだけで大きな力になるような気がします。北米には、野球をはじめ、アメリカンフットボール、バスケット、アイスホッケー、ラクロス等のプロチームがたくさんあって、チーム名には企業ではなくその町の名前がついています。3Aや2Aなどは意外と小さな町にもチームがあるようで、選手やファンの層の厚さを感じさせます。実際の経営がどのようになっているのかはまったくわかりませんが、たいへんうらやましい話です。
 日本のプロ野球の場合は、チームのある都市が極端に偏っています。しかも、チームは企業名です。ところで、仙台に新しい球団ができそうですが、「東北○○」なんていう名前をつけて東北人が喜ぶと思ったら大間違いで、そんな大雑把な名前はよしてほしいと思います。仙台なら仙台でいいです。とにかく、チーム名から企業の名前がなくならない限り、プロ野球の浮上はあり得ないという気がします。四国で新しいプロリーグができるらしいですが、こちらのほうが期待できるかもしれません。

 またサイト名変更です。名づけて「トロントとろとろ日記」です。やってしまいました。本気とは思えないダルな名前です。でも、「トロ」というのはスペイン語で「雄牛」を表す言葉なんです。意味ありげでしょう。つけた後でわかったんですけどね。まだまだどんどん変わっていくかとは思いますがなかみはいっしょです…。今後ともよろしくお願いします。

■中秋の名月 martes,28,septiembre,2004
 きょうは陰暦の8月15日、中秋です。空にはきれいな月が光っています。
 仕事を終えてから、久しぶりにチャイニーズモールに行ってごはんを食べました。味菜牛絲炒麺という固焼きそばに豆乳です。パン屋には月餅やら丸い饅頭やらがたくさん並んでいました。なるほど月の形を模した食べ物が多いのですね。月餅はどうも油濃くて、聞くところによるとカロリーがものすごく高いのだそうです。食べると胃がもたれそうになりますが、本場では年に1度この時期にしか食べないのだそうです。一口に月餅といってもさまざまな種類があって、鳥の卵の塩漬けが入ったものや、木の実が入ったものもあるそうで、私は数日前まで知りませんでした。
 ところで、サイトのページが行ったり来たりしていて、来てくださる方々にご迷惑をおかけしています。しばらくこのページをホームにして、ここにその月の日記を書いていこうと思います。タイトルはLiving In Torontoとしていますがこれも流動的です。
カッコつけようとするとカッコ悪くなってしまいますので、いっそダサい名前がいいかという気もします。候補としては、「とろとろ日記」、「浅田飴ニッキ」、「日記でGO!」などがあります。

■コンドの住人たち lunes,27,septiembre,2004
 私の部屋の隣には中国人の老夫婦が住んでいます。廊下で会うと、「はろはろ、はろはろ」と笑顔で挨拶をしてくれます。休日になるとマージャン仲間がやってきて、一日中じゃらじゃらとやっているのが聞こえてきます。おもしろいのは、その仲間たちの靴が廊下にずらっと並んでいることです。中で脱がずに、扉の外で脱いでしまっています。なんとなく微笑ましい光景です。
 燃えるごみや生ごみは袋に入れてエレベータ脇の小部屋の奥にあるダストシュートから下に落とし込むことになっています。燃えないごみや粗大ごみ、リサイクルペーパーなどは1階の部屋まで運びます。ごみの日というのがなくて、いつでも捨てたいときに捨てられるのでありがたいのです。ところが、このダストシュートの使い方が悪い人がいて困ります。ふたを開けてごみを入れ、手でしっかり押し込まないとごみが引っかかったままになってしまいます。押し込むようにという注意書きも貼ってあるのですが、それにも関わらずちゃんと入れない人がいるのです。私が捨てに行くときはいつもそうなっています。
 それから、ダストシュートの部屋に燃えないごみやダンボールなんかをそのまま置く人も後を絶ちません。そしてさらにきょう、すごく嫌なことがありました。ごみを捨てようと部屋の扉を開けたら、なんと床一面に誰かの吐しゃ物が。馬鹿者です。粗相をしたならしたで自分で片付けてほしいものです。毎日清掃してくれている方たちがいるのですが、その方たちとすれ違うときに、自分も疑われているのかなと思うとつらいです。
 駐車場は建物の地下にあり、地下1階と2階はモールやスーパーの利用者のパブリックの駐車場で、コンドミニアムの住人用駐車場は地下3階と4階で、私のスペースは4階にあります。地上に出るときはぐるぐると回りながら出ます。外から入るときにはまた同じようにぐるぐると下に下がっていきます。地下3階より下に入るときには、ゲート横のアンテナに手のひら大の「キー」が近づくとゲートが開くという電波じかけの装置がついています。ふだんはキーをフロントガラスの上のほうに吸盤でくっつけていて自動的にゲートが開くのですが、このごろはどういうわけか反応が鈍くて、キーを手に持ってアンテナの前でかざさないとゲートが開きません。機械の調子が悪いのは仕方がありませんが、馬鹿者だと思うのは、そのキーを持っていない人がたくさんいるということです。ゲートの前に来てから車内を探したり、インターホンで管理人に連絡したり、挙句にはバックで戻ろうとしたり…。その間に後ろには長蛇の列ができているなんてことも珍しくありません。駐車場を借りている人なら必ずもらっているはずなのに、それをもたずに車に乗る人がこんなにいるなんて、呆れてしまいます。

■The Word On The Street domingo,26,septiembre,2004
 昨夜はゆっくり休んだのできょうは昼寝せずに過ごそうと思っていたら、午後になってまた眠くなりました。気がついたら4時。せっかくの秋晴れの休日もこれではもったいないです。とにかく外へ出ました。クイーンズ・パークでは、The Word On The Streetというイベントが開かれていました。古本市かなと思ったらそうではなく、文学や書籍、出版や印刷に関する総合的なお祭りといった感じで、公園前の道路をすべて歩行者天国にして行われていました。たくさんのテントが並んで、本の即売があったり、トークショーがあったりして、多くの人が訪れていました。
 クイーンズ・パークからトロント大学の構内を通ってチャイナ・タウンへ。夕食用に越南麺包を買って帰りました。
 夜には中国映画のヒーローを観ました。2年前の映画ですが、こちらではこの8月から上映されています。おもしろいとは思いましたが、英語の字幕についていけず、物語がよくわかりませんでした。ずいぶん長く感じてしまいました。

■怒り sabado,25,septiembre,2004
 いろいろな感情が交錯する日でした。いちばん多かったのは怒りでした。きょうは早く寝て、疲れを取りたいと思います。というわけで、映画も何もありません。

■犯罪都市 viernes,24,septiembre,2004
 このごろではテレビのチャンネルが決まっていて、このごろは朝はニュース、帰ると野球という感じです。朝のニュースはトロントのローカルなんですが、見ていると「毎日のように」ではなく、「毎日」市内のどこかで銃による殺人事件が起きています。マフィアの絡んだ事件が多いみたいです。中には高速道路を走っていたドライバーが狙撃されるなんていうのもあります。トロントはカナダ最大の犯罪都市でもあります。
 犯罪といえば、マリファナがかなり蔓延しているらしいです。とんでもないみたいです。前にも書きましたが、高校生の約半数が経験しているという話も聞きました。ほんとかよと耳を疑いたくなってしまいます。どこまでほんとかわかりませんけれど…。カナダには密輸の基地があって、隣国に大量に密輸されているという記事をどこかで見たような。そんな陰の部分もあるわけです。

■10分日記 jueves,23,septiembre,2004
 10分での更新を続けようと思うとちょっと無理があります。書ける日は書けるのですが、書けない日は何も書けずに終わってしまいます。日記に書くことがないという状況は、ほんとうであればそんなにないような気がします。誰でも朝起きてから眠りに就くまで何かしているわけで、それをありのまま記録するのなら、日記が書けないということはあり得ないのです。しかし、そこはありのまま書けない事実というのもたくさんあって、たとえば仕事上のさまざまなエピソードなど書けることと書けないことがあります。多くの人の場合、書けないことのほうが多いのではないでしょうか。私の場合は書けません。1年くらい前、一か月間仕事のことばかり書いた時期がありましたが、当たり障りのないことしか書けませんでしたので、その月の日記はおもしろくもなんともない文章になってしまいました。仕事に絞って毎日書いている人もいますが、そういうことができる職種はごく限られるはずです。直接に書かずとも、後で読み返してそのときの気持ちや様子が蘇ってくるような日記が書けるといいと思います。わ、10分なんていってここまでで40分ですよ。時間かけ過ぎです。

■イチロー選手/スペイン語の発音 miercoles,22,septiembre,2004
 イチロー選手のヒット数記録更新は、きのうのゲームの前あたりは正直ちょっと厳しいかもなあと思っていました。もし記録が出なくてもじゅうぶん賞賛に値するのだから、ダメだったとしても惜しみない拍手を送ろうなんてことまで考えてもいたのです。でも、きのうのエンジェルス戦での5安打を観ていたら、そんな自分の考えが恥ずかしくなりました。最後の最後まであきらめず、常に向上し続けるイチロー選手。自分など想像も付かないほど高い次元でイチロー選手は闘っているのだと感じました。イチロー選手と同時代に生きていることは本当にありがたいことです。
 
 スペイン語に通い始めて4回、2週間が過ぎました。簡単な自己紹介や質問と応答、数字や曜日、月の呼名を勉強したところです。これまでのところけっこう順調に進んでいます。ほとんどスペイン語しかしゃべらないリリアン先生の言葉も、どういうわけかなんとなく意味が伝わってきて、先生としてすばらしい才能をもっていると感心します。
 順調なわけというのは、スペイン語の発音とつづりに関係があるのではと思います。日本語とスペイン語の5つの母音a・e・i・o・uは発音がほとんど同じです。そして、スペイン語のつづりはローマ字読みとかなり近いです。それに、英語のように同じ文字でも読み方が異なるなんていう語がありません。ですから、テキストなんかすらすら読めちゃうわけです。黒板に出て、先生の読み上げた言葉を聞き書きするなんていうことも、日本人にとってはなんでもないことだと思います。とはいえ、これから先単語が多くなってくるとかなり難しくなることは目に見えます。基本文をどんどん覚えていかなければなりません。でも、クラスもいい雰囲気になってきたので、これからも楽しく勉強できればいいなと思っています。

■糖分 martes,21,septiembre,2004
 更新にかける時間を極力少なくしたいです。10分なら10分と時間を決めて、そこで書けるだけの事を書く。ということにすれば、パソコンの前でだらだら過ごすこともなくなると思います。
 喉が渇いたのでゲータレードを買って飲みました。ボトルの成分のところをみたら、砂糖が35グラムと書いてありました。たしか1日に摂取してもいい糖分は20グラムではなかったかな。スポーツドリンク1本ですでに大幅超過です。恐ろしいことです。とり過ぎないように気をつけよう。というところで10分経ちました。終わりです。チャオ。

■敬老の日か lunes,20,septiembre,2004
 あちこちにエスカレータがありますが、これがよく止まっています。メンテナンスなのか節電なのかわかりませんが、かなりの頻度でエスカレータ上を歩かなければなりません。日本はこれほど日常的に止まっていることはなかったように思いますがどうでしょう。
 今朝も駅に降りるエスカレータが止まっていたのですが、私の前にいた老夫婦がそれに気づかずに二人並んでだまって立っているのでじゃまでした。すみませんといって追い抜いたけれど、止まってますよとひとこと教えてあげればよかったかな。

■ホームのないホームページ domingo,19,septiembre,2004
 きょうは気持ちの良い快晴。気温も下がってすでに晩秋の雰囲気。もう半そででは風邪を引きそうです。午前中は洗濯などして、午後になったら眠くなって、起きたらなんと4時でした。ほんとうにもったいない休日の過ごし方。それから車を出して、ガソリン入れて洗車して、東へひたすら走らせて。ポート・ペリーという湖沿いの町に日の入り前に着きました。そこのハンバーガー屋で夕飯を食べて、そのまま戻ってきました。スーパーで買い物して帰宅。
 ところで、このサイトのホームがあちこちに行ったり来たりしています。それに、タイトルも定まっていない状態。タイトルは変えないのがよいとよく聞きますが、どんどん変わっても構わないじゃないかという気もします。
 自分自身何がしたいのかよくわからなくなっていますが、とりあえず、日記だけは毎日書くことを課してやっていきたいと思います。
 
スカイ・キャプテン・アンド・ザ・ワールド・オブ・トゥモロー sabado,18,septiembre,2004
 今週はこの映画を観ることを楽しみにしていました。話がわかりやすくて字幕なしでもじゅうぶんに楽しめました。描かれている空気はとても好みです。というわけで、快い余韻に浸りつつ眠りにつこうと思います。お休みなさい。

■心の問題 viernes,17,septiembre,2004
 今朝ストリートカーであるおじさんが運転手さんに何か尋ねていました。どうも乗り過ごしてしまったらしく、停留所じゃないところで降ろしてくれと言っていたようでした。もちろん運転手さんはそんなことはしませんので、だめだと断ったのでしょう。そしたらそのおじさん、運転手さんに汚い言葉を浴びせてその場を離れました。身勝手な人だと思いましたが、こういう人はどこにでもいそうです。もしかしたら自分もやってしまうかもしれません。いえやるわけがないとは思いますが、絶対にそうかといわれると自信がありません。
 思うに、今朝のおじさんは何か問題をかかえていて心の状態があまりよくなかったのでしょう。それで、運転手に文句をいい、周囲を不快にさせてしまった。状態がよくないときには、周囲といらぬいさかいを起こしてしまったりすることがあります。おじさんが腹を立てたのは、運転手さんが気に食わなかったからでも、ストリートカーを降りられなかったからでもなく、自分のかかえる問題をうまく片付けられないでいたからではないか、とそんなことを考えました。自分がしっかり見えていたなら運転手さんの言葉にすっと納得して静かに下がったのではないでしょうか。

■紅葉 jueves,16,septiembre,2004
 蒸し暑くて不快な一日。やはり今年の夏はこの10年でもっとも気温が低く、雨が多くて日照時間が少なかったのだそうです。からっとした晴れの日がなくて、きょうみたいに湿度の高い日が多くていやでした。せめて秋はさわやかな日が多くなってほしいと思います。
 ところで、カナダといえば紅葉が有名です。たしかに街道沿いにはメイプルばかりあります。メイプルシロップもとれるわけです。今年の紅葉はいつもより早いんじゃないかという声が聞かれます。トロント市内もところどころもう紅くなっているところがあります。ぼやぼやしていると、時期を逃してしまうかもしれません。でも、これも人から聞いたことですが、紅葉の美しさでいえばカナダよりも日本のほうがずっといいそうです。それは、カナダはメイプルの木が多くて色彩が単調なのに対して、日本ではさまざまな種類の木が紅葉するので、赤だったり、黄色だったり、緑だったりと色調が豊かだからということです。

■老人の日 miercoles,15,septiembre,2004
 きょうは「老人の日」です。21日まで「老人週間」です。ご存知でしたか。てっきりきょうが「敬老の日」かと思っていたら、第3月曜に変わったんだそうです。そんなことぜんぜん知らない日本人がいっぱいいると思います。3年前の国会で決まったそうです。
 老人の日に敬老の日?何なんですか。そんなにお年寄りを追いやってどういうつもりなんでしょうか。そんな日があるなんて、お年寄りが大切にされている国だとはいえないでしょう。なんというかやさしいふりをして弱者をどんどん弾いていってしまうのが得意な国だと感じます。そんな意見はひねくれているでしょうか。

 昨日の朝、ストリートカーで現地校のクーリー先生といっしょになったら、学校の近くのコーヒー屋に連れて行ってくれました。3か月くらい前にできた新しい店で、エリントンズという名前です。コーヒー屋とCD屋がくっついたような店でクールな感じです。クーリーさんは店員たちとはもう顔なじみのようで、いろいろしゃべっては笑っていました。こちらのコーヒー屋にはセルフサービスの店がたくさんあります。自分でポットから紙コップに注いでミルクや砂糖を入れてかき混ぜてその後で支払います。そのまま外に出て歩きながら飲むのも普通です。オーガニックのフェアトレードコーヒーだというのでとても好感が持てる店でした。それで、今朝も買ってしまいました。昨日はメキシコ、きょうはグアテマラでした。ガリッとストロングなところが私好みの濃さです。北米のコーヒー消費量はどんどん増えているそうで、そういうところでフェアトレードが普及するのはとてもいいことではないかと思います。

■優勝おめでとう! martes,14,septiembre,2004
 アイスホッケーのワールドカップは、きょうめでたくカナダの優勝で幕を閉じました。今テレビには表彰式の様子が映し出されています。予選は観ませんでしたが、準決勝そしてきょうの決勝とテレビで観戦しました。終わってみればカナダの完全勝利でしたが、準決勝のチェコ戦は延長サドンデス。決勝フィンランド戦も1点入れては追いつかれる展開で最後は逃げ切って3対2。けして楽勝ではなかったと思います。会場を味方に地の利を生かしての優勝ではというのが感想です。とにかくよかったよかった。アテネでは振るわなかったけど、カナダはホッケーでは世界一ですよ。
 で、窓を開けたらやっぱり聞こえてきました。道行く車のクラクション。ビービービービー鳴らし合いながら優勝の喜びを分かち合っています。
 ところで、今トロントでは国際映画祭も行われています。毎日ハリウッドのスターが劇場を訪れているようで、このところの朝の番組では、昨夜は誰がどこに来たといった話題が続いています。ダウンタウンのエルギンシアターではレイ・チャールズの映画の撮影が行われているそうです。
 映画祭とホッケーの優勝で今頃ダウンタウンはすごいことになっているだろうなあ。

■グラシアス lunes,13,septiembre,2004
 午後から散歩しました。運動不足のせいか、歩き続けたら気持ち悪くなりました。そこにちょうどホットドッグの屋台が。これで元気回復。その足できょうスタートのスペイン語の教室に。先生がしゃべるのは9割以上スペイン語。たしかビギナーのクラスだったよね…。容赦ありません。

■クラインバーグ・マクマイケル美術館 domingo,12,septiembre,2004
 午前中は部屋でだらだらと過ごし、昼からトロント近郊のクラインバーグという町に行ってきました。ここにはマクマイケル美術館があって、カナダの芸術家の作品が展示されています。公園の中にある巨大なログハウスといった風情の建物でした。カナダではおそらくもっとも有名な画家トム・トムソン、トロントの北にあるアルゴンキン公園を拠点にして自然を描いたグループ・オブ・セブンという一団の画家たちの作品を中心に、イヌイットやファーストネイションとよばれるアメリカ先住民の彫刻などまで幅広く展示されています。ひととおり回って2時間くらい。ゆっくり観たら一日かかるだろうという広さ。ロビーには子どもたちがたくさんいて、絵画教室にわいわいがやがや参加していました。ほかに子どもたちのためのスペースもあって、気軽に芸術に親しめるようになっていました。ウェブサイトにもキッズページがあってわかりやすく解説してあります。塗り絵などができておとなも楽しめると思います。お客さんはけっこう来ていたようですが、館内が広いのでひとつの部屋には人がぱらぱらという感じで、いちばん混んでいたのはショップでした。
 美術館前の道を少し行くと、町の中心に着きました。図書館の駐車場に車をとめて、久しぶりに自転車を漕ぎました。小ぢんまりとしたところですが、アンティークショップやレストランがいくつも並び、とても美しい町並みでした。さわやかな秋空の下、道の両脇にかかるハンギングバスケットの花や少し紅葉し始めた木々が輝いて、いい気分でぐるっと回ったのでした。店にはもう黄色いかぼちゃのお化けが並んでいたりして、秋を感じながらのサイクリング。でも、自転車で回るにはあまりに狭い町でした。日本のガイドブックには載っていないかもしれませんが、とてもいいところだと思います。
 朝から何も食べていませんでした。車を西へ走らせてブランプトンという街へ。4時を過ぎていましたがモールで遅い昼食。車を降りたらなんだかカレーのにおいがしてきました。ブランプトンにはインド人など南アジアの人々がたくさん住んでいるので、やっぱりそういうにおいがするのかなと思ったら、目の前にちゃんとカレー屋がありました。モールに入ったら、すれ違う人のざっと7割くらいは南アジアの方と思しき人たちでした。女性は皆色とりどりのサリーを着ています。男性はターバンを巻いている人や小さな帽子をかぶっている人もいますが、何もかぶっていない人も多いです。トロント市内のリトル・インディアもチャイナ・タウンも人が少なくなって、郊外に新しいコミュニティを広げているといいます。ショッピング・モールに行くと、その土地の民族構成などが肌で感じられておもしろいです。

■隣人を襲ったテロ sabado,11,septiembre,2004
 ニューヨークのテロから丸三年。これまであっという間という気もするし、恐ろしく長かった気もします。きょうはいつも以上に警備に神経を遣いました。一日じゅう疑いの目で人や物を見ていてひどく疲れました。
 今CBCでは特別番組で、あのときの映像がこれでもかと流されています。カナダのニュース映像を再構成したり、当時の状況をアナウンサーが回想して語ったりしています。私思うに、特にトロントニアンはニューヨークを意識しているところがありますので、ひとごととは思えなかったことでしょう。
 日本でテレビを見ていたときとは事件への距離感が違います。すぐ近くで起こったのだなあということが、画面からひしひしと伝わってきます。
 当時自分は正直どこか遠くの国の出来事としてしか見ていませんでした。今でも相変わらず世界で起きるさまざまな事件をひとごとにしか受け止めていないかもしれません。でも、それは自分の想像力が足りないだけで、もう同じ地球の上で遠いも近いもありませんよね。ロシアもインドネシアもはるか遠くの話のようで、実はほんの隣人を襲ったテロといえると思います。

■「もったいない」 viernes,10,septiembre,2004
 とっておいた桃を食べようと思ったら、ぜんぶ腐っていたので捨てました。もったいないですね。もったいないといえば、「もったいない」を英語でいうとどうなるのでしょう。調べてみたら、無駄にする意味の"waste"が出てきましたが、日本語の「もったいない」とは少し意味が違うように思います。
 私は子どもの頃から、「出されたものは残さず食べなさい」と教えられ、それを忠実に守ってきました。お米一粒からどれだけ多くのお米ができるのか。はたまた、お百姓さんがどれだけの苦労をして作ったお米なのかということを、いまだに食事のときにはちらっと考えます。ですから、食べ物を残すことには少なからぬ罪悪感を感じるわけです。もっとも、出されたものを残すということはほとんどありませんが。
 かつてベトナムに行ったときのこと、食卓にはいつでも食べきれないごはんが出され、私たちはたくさんのごはん粒を残さざるを得ませんでした。あのときも私は、ぜんぶ食べなきゃと躍起になって無理して食べていたのですが、お米のたくさんとれるベトナムでは残したごはんがもったいないという考えはないのだとわかりました。植えればどんどん育つ。年に二度も三度も収穫できる。そんな国では、ごはんをいくら残そうがどうということはないのでしょう。むしろ、人間の残したものを家畜や鳥が食べられるよう、その分を残してやるのだそうです。なるほど。動物の食べ物を残すベトナムと、一粒残らず人間が食べる日本とでは状況が異なります。
 英語に日本語の「もったいない」にぴったりくる言葉が見当たらないことも、それぞれの国の状況の違いが反映されているのでしょう。日本に比べて、英語圏の食糧事情が豊かだったという歴史的背景があるのかもしれません。反対に、もともと米の栽培には適さない地域だった日本では主食を確保すること自体が困難だったことによって、食物を無駄にしない習慣が確立され、それが「もったいない」という言葉の意味を作り上げたのでしょう。現在は、日本の食糧事情もたいへん豊かになり、コンビニやファーストフードなどから毎日出される残飯の量は世界でもトップレベルだといいます。このような状況ではもはや「もったいない」という言葉もきかれなくなったかもしれません。
 周知の通り、日本の食糧事情が豊かであるのは海外から食料を輸入しているためであり、国内で自給できているのは大事な大事なお米くらいです。牛肉の例をみてわかるように、ひとたび輸入の道が閉ざされれば、日本国内は大混乱に陥ってしまうのです。
 今年は日本でも中国でもアメリカでもたいへんなタイフーンやらハリケーンやらが吹き荒れて、農業も大打撃を受けました。百年に一度の災害だなんて言っていられない状況なのは多くの人々が感づいている通りで、温暖化の進行によりおそらく今後もっともっと激しい状況が訪れるに違いありません。そうなったら、屋根が飛ぶとか木が倒れるとかの騒ぎでなくなるのは目に見えています。恐ろしく長く続く、未曾有の食糧不足の時代の到来です。
 「もったいない」という昔ながらの日本の美徳は今や消えかけているかもしれません。でも、この「もったいない」こそが、これからの凄まじい時代を生き抜いていくためのキーワードではないかと思います。日本人が声を大にして叫び続ければ、「もったいない」という日本の美徳がいずれは世界の美徳となるんじゃないかと、そんなことを考えました。

■日本のすごいところ jueves,9,septiembre,2004
 今朝はかなり強い雨が降っていました。最高気温が17度というので、今季初めて長袖シャツを着て出かけました。ハリケーンの余波なのか、けっこう風もあって、肌寒い日だなあなんて思っていました。ところが、夕方になったらすっかり晴れて、気温も上昇。さわやかな天気になりました。こういうときに自転車は最高なのですが、きょうは何の用意もしていませんでした。
 ホッケーのワールドカップは予想通りカナダが全勝で首位を独走中です。ホッケーはカナダではもっとも人気のあるスポーツで、好きな人はほんとうに心から愛しているんだということが見た目からもわかります。シーズンには自動車にメイプルリーフスの旗を立てる人がたくさんいますし、ユニフォームを着ている人もよく見かけます。ワールドカップが始まってからはカナダ国旗をつけた車をときどき見るようになりました。
 でも私が今いちばん興味があるのはホッケーではなくやっぱりイチローの安打数です。彼と同時代に生きているのはほんとにありがたいことです。あのイチローを生んだ国の人間だということを誇りにできると思います。それから、ヤンキースの松井、カージナルスの田口…。まだまだいますが、どの選手も応援したい気持ちになります。
 次々と話が飛躍しますが、日本製のモノの多くは高性能で人々からダントツに高い評価を得ています。まずは自動車。トヨタ車の信頼度がナンバーワンという記事をみましたが、トヨタだけでなく日本車であればまず間違いない、つまり故障などしないという認識を多くの人がもっているようです。道を走っていると故障して立ち往生している車をよく見かけるのですが、その故障車が日本車だということはまずありません。それから、電化製品。オーディオ・ビデオから電気炊飯器まで、お店には日本製がずらーっと並んでいて、信頼性が高く、人気もひじょうに高いのです。特に、ソニーは高級ブランドとしての認知度が高く、庶民の憧れの的といった感じです。こういう優れた品物を開発してきた日本の技術者たちや市場を切り開いてきた企業人たちを私は心から尊敬します。プロジェクトXではありませんが、日本人としての誇りを感じますね。
 ものづくりに長けた日本も誇りですが、人づくりにおいても素晴らしい成果を挙げる日本という認知が拡がっていくことを願っています。

■アニメの表情 miercoles,8,septiembre,2004
 帰りには自転車に乗ろうと思い、着替えと靴を持って出たのですが、帰る頃には雨が降ってきて、計画は中止となりました。暑い盛りが過ぎたとはいえまだ日が長いので、天気がよければ1〜2時間サイクリングすることは十分可能です。でも、これまでを振り返ってみると、たまにそんな気分になったときに乗りに行く程度で、それほどの回数サイクリングをしているわけではありません。乗ると最高の気分になれるのですが、重い腰がなかなか上がらないのが情けないです。予報では明日も雨ですが、近いうちにぜひと思っています。
 講座の話。英語の線も捨てがたかったのですが希望のコースが見つからず、結局のところ、今回は7月まで通っていた学校のスペイン語のコースをとることにして、さっき申し込みを済ませたところです。7時〜9時、月・水の週2回を12月まで。フランス語の時は完全に落ちこぼれてしまいましたが、今度はどこまでできるか楽しみです。
 たった今、以前発音Tコースでお世話になったメラニー先生から電話がありました。発音Uを始めるから来ないかという誘いの電話でした。しかし、曜日は月・水で時間もすっかりダブっています。なんとタイミングの悪い。仕方なく断りましたが、また機会があったら教わりたいです。
 きょう書こうと思ったのはアニメのことです。私は「千と千尋の神隠し」を最後まで観れないほど飽きっぽい人間ですので、アニメを語る資格はないかもしれませんが、反論を承知で気がついたことを書こうと思います。こちらのアニメは日本のものに比べて質が悪いとよく言われます。たしかに、絵のきめ細かさやストーリーのダイナミックさというのは日本のアニメにかなうものはないのではと思います。しかし、こちらのアニメには、日本のものにはないよさがあるような気がします。例えば、顔の造作などどうみても変だなあと思われる人物もたくさん出てくるのですが、それらの表情を目で追っていると、喜怒哀楽の感情の変化がうまく表現されていて、見ていて飽きないのです。眉毛や唇が上がったり下がったり、目が丸くなったり細くなったり、実に楽しいのです。そして、あれだけ大雑把に見える絵ですが、口の動きが発音と完全に同期しているのには驚いてしまいます。
 前にも書きましたが、気に入っているのはBraceface。カナダのアニメです。主人公シャロンを取り巻く学園もの。作り手の善意に溢れた教育的な視点に感心します。日本の中学生にも見せたいなあというような内容です。それから、KimPossibleがおもしろいです。ルパン三世にも通じるような雰囲気で、主人公のキムはいつでもクールです。しかし、相棒のロンは間抜けすぎます。シャロンもキムも表情がとても魅力的なのです。顔の造作だけを見ると日本のアニメにはあり得ないような人物たちですが、それに豊かな表情が加わるとなんとも魅力のある人物になるのです。
■週明け martes,7,septiembre,2004
 きのうの眠気もとれて仕事モードに戻ったのですが、気力は充実しているとは言い難い週明けとなりました。現地校はきょうが新学期の初日で、私の職場のある校舎にも元気な子どもたちが帰ってきました。2ヵ月半も夏休みがあればもうすっかり飽きていたでしょうし、友達との久しぶりの再会できょうは楽しかったに違いありません。この日に何のテロも起きなかったようなので少しほっとしました。
 ところで、9月からは大人たちのためのさまざまな講座の新学期も始まります。今回はどうしようか迷っているうちに今週に入ってしまいました。英語だけは続けたいと思ってはいたのです。今まで通っていた学校の講座はだいたい通ったので、新しい学校かラーニングセンターを見つけようと思っていたのです。でも、具体的に動くことがないまま今に至っています。他の言語もいいかなとか、今学期は休んでもいいかなとか、あれこれ考えがいったりきたりしています。学校に通わずにその分映画を観るなんてことも考えましたが、やっぱり大事なのは人とコミュニケーションをとることですね。人と話す機会をもたないと閉じこもってしまうようでよくないです。
 テレビでも新聞でもこのところ日本のニュースが報じられています。地震や台風について。「キューシュー・アイランド」なんていう言葉を見ると、日本国はぜんぶ島なんだと再認識させられます。それから、よく聞くのは「東京の西(北)○○○キロ」という表現です。東京が位置の基準になっています。被害に遭われた方には心からお見舞いします。早く復旧するようにお祈りします。
 今までの常識を超えた気象現象が世界中で起きています。おそらく今年ばかりのことではなく、これから先もっと顕著にいろいろなことが起きてくるのではないかと思います。映画の「ザ・デイ・アフタ・トゥモロー」で出ていたとんでもないハリケーンや竜巻もありえない話ではないという気になってしまいます。

■眠い lunes,6,septiembre,2004
 どうしようもなく眠いです。なんにもやる気がおきません。きょうも昨日のような過ごし方をしてしまいました。ヒスパニックのお祭りにも行ってみましたが、やっぱりまだステージが始まっていなかったのですぐ帰りました。いろいろな店のテントが出ていましたが、何も買う気はありませんでした。夜になったらもう一度行ってみようと思っていたのですが、気がつくと21時を過ぎていたのでやめました。せっかくの休みがこんなふうにして終わってしまいます。米でも炊こうかと思ったんですけどね。めんどくさくなってハンバーガーにしてしまいました。もちろんつくったわけではありません。マクドナルドです。だめだ。もう寝ます。おやすみなさい。

■ドミンゴ domingo,5,septiembre,2004
 夜中2時頃に目覚めてから、朝まで音楽を聴きました。10時頃まで起きていて、寝て起きたら14時でした。何だか足が重くて、攣った左足は痛くて参りました。外に出たら広場はヒスパニックのお祭りでした。ステージはまだ始まっておらず、人もまばらだったので、すぐに去りました。
 明日は祝日のため休む店が多いようです。それで、きょうのうちに買い物をしようという人でスーパーは混雑していました。一週間分の食料を買い込んで部屋に戻ったらまた眠くなり、起きたら20時でした。寝てばかりの日曜日となってしまいました。
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 日記才人に登録しているのですが、今まで参加していた投票ランキングに参加しないことにしました。正直な話、アクセス数より投票数が少ないと、どこが悪かったかなあと考えて、悔しくなってしまうのでした。これでは精神衛生上よろしくないと思って止めました。職業柄だからかなんなのか、自分の言葉は全員に伝わらなければ意味がない。一人でも伝わらない人がいたら「敗北」。などと考えてしまいますので、投票しない方がいた、ということがものすごい反省材料のように感じられてしまうのです。仕事でもないのに、気にしてしまうんですね。
 こんなサイトにアクセスしてくださる方が一人でもいる、というだけでも感謝したいと思います。それではまた。

■ロングウイークエンド sabado,4,septiembre,2004
 満を持して臨んだ久しぶりの授業日。問題がなかったと言えばないのですが、いろいろとやっぱり反省点はあって、思えば毎回反省ばかりしているなあと、また反省をする土曜日になりました。でも、もともと反省しても仕方がないようなどうしても自分の責任ではないようなこともありますから、一人で考えてばかりいないで、気がついたことはどんどん口に出したほうがいいなと思っています。できるだけみんなのものにしていくことを考えたいです。
 9月の第1月曜日はレイバーデイといって日本の勤労感謝の日にあたる祝日です。現地の学校ではレイバーデイの翌日からが新年度ときまっています。この土日月はロングウイークエンドとなり、多くの家庭ではどこかに出かけたりして夏の終わりを楽しむというのが慣例になっているのだそうです。どうしてそんな日に入れてしまったのか。いろいろと事情はあったんですけどね。これも大いなる反省点です。
 帰ってきてビールやワインを飲んだら頭がおかしくなってきて、テレビをみては笑い転げて眠ってしまいました。そして夜中に太ももが攣って飛び起きました。飲みすぎで気持ちが悪いです。未明の三段攻撃に面食らいました。

■ニュース viernes,3,septiembre,2004
 一人で考えたことなのか、誰かと話したことだったのか、わからなくなることがあります。頭の中ではいつも音楽が鳴っていて、それをBGMにしてときどき誰かと話をしています。頭の中の誰か。自分自身とも言いますか。
 早朝からニュースを見て重く苦しい気分になりました。夕方になったらもっと気分が悪くなりました。狂気の沙汰としか思えません。気がつきゃ狂気の沙汰ばかりの世の中になっていました。毎日毎日とんでもない日々です。
 タイトルも意味がないような気がしてきました。もっともはじめからあまり意味はないのですが。文法的にも合っているかわかりません。

■CD屋 jueves,2,septiembre,2004
 きょうの帰りは遠回りに遠回りしてふだんあまり行くことのないモールに寄りました。ふらっと入ったCD屋でかかっていた曲が気に入りました。踊りながら棚の整理をしていた女性の店員さんにこの曲は何か尋ねると、丁寧に教えてくれました。 Jamie Cullum という人でした。 たいへん才能のあるピアニストだと言っていました。買うよというとグレートと言って派手に喜んでくれました。それともう一枚、Sarah Harmer という人のアルバムを買いました。この人はカナディアンで世界中を旅する旅人だというようなことを説明してくれました。素晴らしい選択だと大いにほめてくれました。そして、最後にエンジョイ!と言って、買った物を渡してくれました。なんだかすごく気分がよかったです。

■こんにちは miercoles,1,septiembre,2004
 9月になりました。さわやかな青空でした。すっかり秋になってしまいました。きょうからしばらくはですます調でお送りします。それではまた。