2009年9月               

■通信/Wednesday,30,September,2009

 父の命日。何年経っても考えるに違いない。たまに霊が降りてきて何か指示を出したりする。今夜は久しぶりに電話で話した。優しくて、信じてくれる声。彼岸と此岸の間でたしかに通信があったのだろう。

■コンビニ/Tuesday,29,September,2009

 飲み物の値段がスーパーの五割増だったり、黙っていると箸やストローなどがついたり、弁当の「どこからでも切れるテープ」が指にくっついたり、けっこうインコンビニエンスだと感じることが多い。

■変更/Monday,28,September,2009

 ここ一月ほどマスクを着けている。収まらぬフルー。そのあおりを受け、今後の予定が大幅に変更となった。これほどの変更は聞いたことがない。しかし予測はできたこと。まだまだ試練は続く。

■休み/Sunday,27,September,2009

 青空の日曜日。布団を干したり、洗濯や掃除をしたりして午前中が終わる。日曜喫茶室を聞いてから外に出る。いつもと同じ。近場を散歩して終わり。夜にはONのテレビを見て感動。

■胃カメラ/Saturday,26,September,2009

 朝は職場で仕事。その後初の胃カメラ。喉に麻酔し眠り薬を注射されて寝台へ。爛れや瘤が発見され、組織を切除して終了。頭が朦朧として、1時間横になって休憩。車も復活したがどこにも出かけぬ午後。

 

■パンク/Friday,25,September,2009

 走り出して10メートルで、タイヤがパンクしていることに気がついた。職場の仲間達の協力で、素早くスペアに履き替える。ディーラー経由で宴会に急ぐ。9時以降は何も飲まず食わず。どたばたの金曜夜。

■試練/Thursday,24,September,2009

 連休明けはあっという間に一日が終わった。明日出ればまた休み。こんなことをしている場合じゃない。会うべき人に会わなければならない。だが会えない。これは自分だから与えられた試練なのだろう。

■秋分/Wednesday,23,September,2009

 天気が悪くて朝から眠い。昨日の食材で芋の子汁を作った。日中も寝たり起きたり。ユーチューブで戸川純なんかを見ている。もう夜。明日から仕事。少しは外の空気を吸ってこよう。まず風呂に入ろう。

■海/Tuesday,22,September,2009

 雨混じりの暗い空。人の通らぬ山中を、落ち葉を踏みながら走る。ダムに沈む道から上空の新しい橋を見た。隣県の港町で海鮮丼。海の幸もひとりでは味わいが半分。産直に寄りながら戻ると午後8時。

■反省/Monday,21,September,2009

 考えたことを紙に書いて落ち着いた。恨みつらみという感情も人には必要で、きっと次にはより高いところに辿りつける。そうして愛を知るほんとうの人に近づく。諦めないことの意味がまた更新された。

■セクシュアリティ/Sunday,20,September,2009

 一晩考えた。今朝は自転車を漕ぎながら考えた。こんな男でもそれを全否定されたら立つ瀬がない。世の中には生きる力を削がれる言葉というのがある。そのために生きてきたと言ったら、君は笑うのか。

■馬鹿/Saturday,19,September,2009

 秋晴れか。馬鹿な人たちの姿がみえてがっかりした。変わろうとしないものは何も変えられない。居にくい場所を居やすくするのは自分自身以外にない。何の力にもなれない僕に君にとっての価値などない。

■殺意/Friday,18,September,2009

 敵対するつもりはないが、嫌悪感から酷い夢まで見る始末。金曜などもはや力は出ない。僕がそう感じているように、かれらもそう感じているのかもしれぬ。今夜も一抹の不安を抱えて眠りに就く。

■そわそわ/Thursday,17,September,2009

 昨夜は恒例の三人の会で、飲んで笑って電池が切れたように眠った。今夜は散歩がてら家賃の振込などいくつか済ませて帰った。母達は京都に行くという。連休を前に少しそわそわしている。

■絵空事/Wednesday,16,September,2009

 愛情はふっと湧いて出る。普段は地下水のように目に見えず流れている。目に見えぬものをとらえるのは大変だ。なければ生きていけぬのに、あると感じることが難しい。などというのは絵空事か。

■生き霊/Tuesday,15,September,2009

 この夜は雨が降っていた。帰り道、ある男の影を見た。記憶の彼方に遠ざかっていた影が突然現れた。生き霊ではないかと思った。対話しようとしても、おそらく言葉は何一つ通じないだろう。

■秋祭り/Monday,14,September,2009

 秋祭りを見る機会があった。八幡宮の境内と周辺をぐるっと回った。さまざま興味深かったが、どうにも余所者という意識がつきまとった。自分の根底を作ってきた文化ではないと感じた。

■気分転換/Sunday,13,September,2009

 昨夜友人から電話があった。きょう仕事がなければ飲みたかった。早朝から午後までは仕事。何も片付かず、疲れも取れず。産直で野菜を仕入れ、カレーを作って食べた。ささやかな気分転換。

■ドラマ/Saturday,12,September,2009

 朝には昨夜録ったドラマを見て涙を流した。アオキョーこと青山響子のキャラクターに惹かれた。参った。民放でもたまにはいいドラマをやる。夜にはNHKのドラマを見た。これにもぐいぐい引き込まれた。

■虚しさ/Friday,11,September,2009

 ひとつの仕事を終えて。充実感より解放感か。そして占めているのは虚しさ。8年前のことは転機だった。シンクグローバリーアクトローカリー。人間は自分の立っている場所でしか生きることができない。

■イエスマン/Thursday,10,September,2009

 必要ならやってみる。個人的感情は問題にならない。文句ばかり言う人にはわかるまい。ただの日和見主義や風見鶏ではない。風が吹く日にこそイエスと言って、向く方角を定めるのだ。

■重陽/Wednesday,9,September,2009

 美しいあした。11階からの眺めを思い出す日。菊の酒は飲まないが節目の意識がある。昨日すらすでに霞んで見える。鮮やかに浮かぶのはひとつの影。これらの日々が、愛への布石であることを願う。

■秋/Tuesday,8,September,2009

 午後からきれいに晴れ渡った。秋の気候や植物や食物は好きだけれど、異常に仕事が立て込んでいて楽しむ余裕がない。とにかく毎日何かある。いつから日常という言葉の意味が変わったのか。

■音楽/Monday,7,September,2009

 蒸し暑い夜にはちょっと前の夏の日を思い出したりして、音楽をかけてぼーっとする。杉山清貴の歌う「君のハートはマリンブルー」、そして畠山美由紀「若葉の頃や」 切なくなった。

■迷惑メール/Sunday,6,September,2009

 どうしても消せないメールが来た。送り主は電話会社。消すためには無用のアプリとやらをダウンロードしなければならない。無料といっては宣伝を押し付ける企業の横暴。根性が汚い。

■世話/Saturday,5,September,2009

 朝から三つの予定をこなす。それぞれ全く異なる仕事。改めて多岐に渡ることを知る。しかしどれも他人の世話を焼くことにはかわりない。自分のことを後回しにして、他人のことばかりやっている。

■徒花/Friday,4,September,2009

 せっかちな人が多くなって、物事を長い目でみるのが難しくなっている。たしかに、100年後とか1000年後とかはあまり考えない。でもそのくせ、徒花で散る覚悟ももてずにいる。

■ストレス/Thursday,3,September,2009

 ストレスのない状態は死だという。とはいえ、とらえ方によってはストレスで自分を活かすこともできる。プラス思考で今の状況を乗り切ろう。

 

■疲れ/Wednesday,2,September,2009

 日焼けをして顔が火照っている。疲れが残っており、ロウパワーで一日が進む。自分だけでなく全体的にそうなので、余計な力をかけずに済んで楽だった。

■井戸/Tuesday,1,September,2009

 台風の過ぎた空の下、巨大な井戸の中に8500匹のオタマジャクシがうじゃうじゃ泳いでいるのを想像した。志のなき者は、いくら蛙になっても海に出ようとはしないだろう。

 


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